分析業者選定のポイント

試験管

分析詳細をよく確認しよう

ROHS指令により禁止されている重金属や臭素系化合物を検出するROHS分析が求められることがあります。このROHS分析は特に環境保護意識の高い欧州向け製品の場合必須となります。自社でROHS分析を行うことができない場合、専門の分析機器や技術を持った業者に頼む必要があります。業者を選定する際には、そのROHS分析が顧客に求められている規格(JISなど)に対応しているかをチェックしましょう。また、分析の前には試料の前処理が必要です。具体的には試料から対象の物質を抽出するなどの作業です。このような処理は危険物の取扱い、人体に害のある物質の取扱いが含まれますのでそれ相応の技術と設備が求められます。自社にそのような処理のできる部署がない場合、その処理についても併せてお願いできるか確認が必要です。最も重要なのは分析の精度です。どのような分析方法も分析限度があります。すなわち、どのような方法でもある一定値以下の濃度では検出ができないということです。求められている濃度、例えば100 ppm以下ならOKなどを把握し、それにあった分析精度で分析できる業者に頼むようにしましょう。分析に用いられる分析機器としては、ICP-APS(誘導結合プラズマ発光分光分析)、ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析)、AAS(原子吸光光度計)、GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析)等がありますが、それぞれ得意な物質、濃度がありますのでその業者がどの機器を用いるのか相談して決めましょう。その他のポイントとしては、報告書のフォーマット、言語や納期を確認した方がよいでしょう。分析自体にはそれほど時間がかからないことが多いですが、前述の前処理には時間のかかる場合もあるので(数週間など)前処理が必要な場合は余裕を持って依頼しましょう。

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